アトピー性皮膚炎
当店では、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)・十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)・消風散(しょうふうさん)をお勧めしてます。
体質や症状によっては他の漢方薬もご紹介します。
急性期
滲出性炎症がじくじくと汁を染み出す段階では消風散を第一選択肢として、炎症が酷ければ黄連解毒湯。
皮膚が乾燥して痂皮(かひ※かさぶた)がある場合、皮がやや厚くなって小丘疹が一面にみられる時は十味敗毒湯。炎症が酷く口の渇きがない人は黄連解毒湯・渇きがある人は白虎加人参湯をおすすめします。
慢性期
皮膚苔癬化(紫紅色で平らに盛り上がった発疹)が甚だしく、皮膚が肥厚して乾燥傾向の人は温清飲。虚弱体質(気虚)でストレスから由来の方は補中益気湯をおすすめします。
抗アレルギー剤を処方されている方は、医師と相談した上で併用して皮膚の炎症を抑えることが期待できます。
治り難い症状ですが、スキンケアと内服薬で身体の内と外から改善していきます。
必要な場合、専門の医療機関へ紹介もできますのでご安心ください。