頭痛薬の選び方
🤓今回は頭痛薬の選び方についてお話させて頂きます🤓
①頭痛の種類
ドラッグストアに行き、頭痛薬を陳列している売り場に行けば、たくさんの種類の頭痛薬を目にすると思います。どれを選んでいいものかとしばし売り場の前に立ち尽くしたり🤔お店の方に聞いてみたり・・・またテレビなどでコマーシャルをしているからといった理由で選ばれている方もおられるかと思います😌基本は薬アレルギーを除けば、どれを選んでも間違いではないのですが、まずは頭痛の種類を知る事から始めましょう 😆
片頭痛と緊張型頭痛
俗に「一次性頭痛」とよばれる頭痛となり、一般の市販薬で対応できる頭痛になります。原因は主に肩こりやストレス、睡眠不足などがありますが、それぞれの頭痛に痛みの特徴があります🤕
片頭痛は前頭部から片側の拍動性の頭痛。4~72時間の発作的な痛みが月に2~3回あり、吐き気や音、光に過敏になったりします。生理痛からの頭痛もこれにあたり、肩こりやストレス、睡眠不足などが原因となります。入浴や体を動かすことで症状がひどくなったりします。もうひとつの緊張性頭痛は両側、もしくは片側から後頭部にかけて圧迫せいの頭痛があり、約30分から7日間の反復性があります。肩や首筋のこり、めまいを伴ったりもし、ストレスや低血圧、長時間同じ姿勢でいたりする事が原因となったりします。また市販薬で対応できない「二次性頭痛」は原因が一次性と違い、くも膜下出血などが疑われるかもしれませんので、早めに医療機関で受診して下さい👨🔬
二次性頭痛の場合は突然頭痛が起こったり、充血や発汗を伴い、目の窪みにも痛みが出たりします。50歳以上でこの症状が出る場合は特に注意です👩🔬
②成分の違い
解熱鎮痛に使われる主な成分を挙げます。
💁♂️イブプロフェン
解熱鎮痛効果と抗炎症効果が高い成分。市販薬は15歳以上からの服用になります。
長所 | ●「アセトアミノフェン」と比べて副作用に大きな差はなく、解熱・鎮痛効果はやや強めな傾向にある。 ●授乳中でも安全に使える。 |
短所 | ●OTCは15歳未満の小児にはつかえない ●妊娠後期には胎児に影響する恐れがあるため、できるだけ避けた方がよい。 ●「アセトアミノフェン」と併用しても、鎮痛効果が劇的に強まるわけではない。 |
妊娠中 | 妊娠後期(28週以降)には避け「アセトアミノフェン」を選ぶのが無難。 |
授乳中 | 「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」に選ばれている。 |
💁アセチルサリチル酸(アスピリン)
アスピリンとも呼ばれていますが、ピリン系ではなく非ピリン系で、片頭痛に効きやすい成分とされています。
長所 | ●医療現場では「抗血小板薬」としても広く使われ、使用実績が豊富。 ●アセトアミノフェン+アスピリン+カフェインの組み合わせは片頭痛にも効果が報告されている。 |
短所 | ●他のNSAIDsに比べると、鎮痛効果の点でやや劣るという報告がある。 ●妊娠後期は胎児に影響する恐れ、また分娩時には母体の出血リスクがあるため、避けた方がよい。 ●インフルエンザの際は、「インフルエンザ脳症」のリスクを高める恐れがあるため禁忌。 |
妊娠中 | 妊娠後期(28週以降)には避け「アセトアミノフェン」を選ぶのが無難。 |
授乳中 | 他によい選択肢があるため、あえてこの薬を選ぶ必要はない。 |
💁♂️アセトアミノフェン
比較的、副作用が少なく、小児用としても使用される成分。単剤ではインフルエンザ発症時の解熱剤としても使われています。
長所 | ●医療用の「カナコール(内服)」や「アルピニー(坐薬)」と同じ成分。医療用は0歳から使える解熱鎮痛薬 ●インフルエンザの際にも「インフルエンザ脳症」のリスクを高めることなく、安全に使える。 ●妊娠中や授乳中でも安全に使える。 ●アスピリン喘息の人でも、常用量であればほぼ安全に使えるとされている。 |
短所 | ●他のNSAIDsに比べると鎮痛効果はやや優しめな傾向にある。 ●他のNSAIDsと違って、容量をふやしてもあまり鎮痛効果は高まらない。 ●薬理作用上、炎症を抑える効果はほとんど期待できない。 |
妊娠中 | 先天異常に影響しないことが確認されている。妊娠中の第一選択薬。 |
授乳中 | 「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」に選ばれている。 |
💁エテンザミド
アセトアミノフェンとカフェインとの処方(ACE処方)で作用機序の違う成分組み合わせで相乗効果を図っている。解熱効果が高い。
長所 | ●作用本体は「アスピリン」と同じ「サリチル酸」で「アスピリン」とほぼ同じように扱われる解熱鎮痛薬 |
短所 | ●アスピリンと同様、妊娠後期・授乳中やインフルエンザの時、15歳未満、アスピリン喘息の場合には使えない。 |
妊娠中 | 妊娠後期(28週以降)には避け「アセトアミノフェン」を選ぶのが無難。 |
授乳中 | 情報不足(アスピリンと同じ扱い) |
💁♂️芍薬甘草湯
筋肉痛やけいれん、こむらがえりの痛みを抑える漢方処方。痛みが出た時に頓服として服用すると早く効果が出ます。
どの薬にしたらいいの?どれが症状に合っているの?もう大丈夫です!!
当店ではあなたの症状をよく聞き、症状に合った医薬品をおすすめします。
買い間違えが少なくなります🤗